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2019.06.12

めまいの漢方薬について

今回は意外と悩んでいる方が多いめまいの漢方薬について勉強してきました。

めまいは誰しも経験があると思いますがストレスや気候の変化などで起こりやすく、特に女性は男性に比べ圧倒的に有訴率が高いのが特徴です。

めまいには3つの種類があり、その中でも最も多いのは内耳性のめまいと呼ばれるものです。
耳性めまいとも呼ばれ、いわゆる耳の異常によるめまいです。メニエール病もこちらに分類されます。その他の2種類には中枢性めまい、全身性のめまいがあり、内耳性めまいに比べその両者とも危険度が高いため、早めに受診することをおすすめします。また、めまいとともに嚥下障害や麻痺、しびれがないかどうかもみる必要があります。

めまいの症状としてはぐるぐる回るような回転性のもの、ふわふわと雲の上を歩くような感覚のもの、そしてクラッとする、いわゆる立ちくらみなど意外と様々あります。そのようなめまいの種類、症状によって適応する漢方薬も変わってきます。

沢瀉湯、半夏白朮天麻湯、当帰芍薬散、杞菊地黄丸の4種類の漢方薬を症状別に紹介していきます。

まずファーストチョイスとして使っていただきたいのが沢瀉湯です。こちらは胃腸の機能を高める白朮と、余分な水分を排出する沢瀉の2つの生薬のみで構成される非常にシンプルな処方になっています。漢方薬は配合成分が少ないほどその効き目が強く、そして早く効果が出るとされています。沢瀉湯の特徴はまさにその部分であり、メニエール病などの急性のめまい、症状の強いめまいに特に効果を発揮します。また水分代謝効果が高いことから頭重感、頭冒感にも適応できるとのことです。

慢性のめまいに伴い、胃腸虚弱傾向の方は半夏白朮天麻湯をおすすめします。こちらは沢瀉湯に比べ配合生薬が多いので、急性の強い症状を抑えるのには不向きです。どちらかというと慢性のめまいに効果があります。またベースとなる処方が六君子湯になっているため、胃腸機能の改善や体力を補う作用が強く、体質改善に適した漢方薬になっています。特に胃腸に負担のかかる食後にめまいなどの症状が悪化する場合は胃腸機能が低下しているサインと捉えることができるので、半夏白朮天麻湯を選択するのがベストです。

その他、めまいとともに婦人科系のトラブルがある場合には当帰芍薬散を、加齢に伴い疲れ目やかすみ目などの目の症状も出ている場合には杞菊地黄丸がおすすめです。

このようにめまいにも種類があり、これから迎える梅雨の時期や季節の変わり目などに症状が出やすいという方はまず沢瀉湯を選択するのが良いと思います。適切な判断と症状に合った漢方薬でつらい症状を解消していきましょう。

沢瀉湯エキス細粒G

半夏白朮天麻湯Aエキス細粒

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